NSF100用にアルミクラッチフリクションプレートを製品化しました。 プレートはジュラルミンのA2017-T4材を使用し、クラッチセンターとの摺動での摩耗を低減しています。 表面処理は、いろいろ考えた結果、タフラム処理を採用しました。 タフラムは一言で言うと、固体潤滑（フッ素）入りハードアルマイト。 クラッチに潤滑材？と思われますが、このアルマイトは非常に耐熱性が良くクラッチなどには最適です。 6061や5052の方が膜硬さは出るのですが、母材事態が柔らかすぎて、歪により交換になる場合が多くあります。 また、硬すぎるアルマイト表面は相手攻撃性が非常に高くもなります。 2017だとそこそこの表面硬さでディスクへの攻撃性も少なく、全体としては一番ベターかと思われます。 さっそく組み付けしています。 プレートは定期的に交換しないと、歪などでディスクの摩耗が早まります。 消耗品として使っていただくように、価格も低めに設定していますので、ぜひご利用くださいませ。 詳細はこちら
本日追加で表面処理をするべく、部品が届きました。 でっかいバルブが4本・・・ 2バルブ2気筒2000ｃｃオーバーっていうのがイイ感じです。 しかしこんなでっかいバルブ、なのにとんでもなくデリケートな部分にびっくり！ それは、らしからぬところにありました。 この画像で解りますでしょうか？ そうなんです！ 全数硬度試験がされているんです！
結構ほったらかしにしがちなリヤブレーキキャリパー。 お客様のご要望で、凄いブレーキにして下さいと言うことで、ピストンとハンガーピンにDLCをしました。 ピストンの表面を最適な形状に調整することにより、ピストンシールとステックスリップ（吸着）を誘発させて ピストンの戻りを良くしてパットの離れを良くさせます。 ピストンがしっかりと戻る事によって、パットの叩きが無くなり、回転抵抗とパットの戻りすぎが無くなります。 ハンガーピンはどうしても摩耗は出ますが、スムーズさは段違いです！ フロントも同様に加工中ですが、フロントはキャリパースライドピンにもDLCをしています！ これで燃費と最高速アップです。
海外から荷物が・・・ とうとううちも海外進出か？ ラスベガスからやって来ました。 2011年ボンネビル（最高速）でハレーダビットソン・レコードホルダーの「Hiro Koiso Racing」からではありませんか！ ストリートハーレーの記録は191.507MPHで306km/hも出てます！ すげー！！！ 箱の中には、アメリカンな感じのこんな物が。 センスがイケてます。 肝心な内容は、2012年に200MPHオーバーを出すためにDLCコーティングをします。 ハイパーペーストも使って貰おうかな？
7月15日に開催されました「2012 SUGO ST150&MINIBIKE 6時間耐久レース」。 今回フリクションでは、＃102と＃32と＃24のエンジンサポートをいたしました。 エンジンは全部EXP125クラス。 しかし・・・ ＃32だけは大人の事情でノーマル100ccエンジンでの参加(-_-;) 事前テストで走った所、あまりにも遅いので・・・ 急遽現地でチューニングを行う事に！ 早朝からエンジン組み換えです。 一時は雨の中クラス5位を走行する実力を発揮しました。 しかし、ドライコンディションになった途端に・・・ズルズルと後退。 ＃24はRH松島さまからの御依頼で、エンジンのチューニング・フルメンテをさせていただいているお客様です。
出来上がってきました！ アクレさんにお願いしてDLC仕様を組んで頂きました。 もちろんDLCは自家製です。 細かな詳細はこれから詰めていきます。 フルアジャスタブル仕様！ これでタイムアップ間違いありません！
滅多にしませんが、車体のメンテナンスを行っています。 「フロントまわりから変な振動が出る」との事で、一式点検です。 エンジンが無いと、軽くていい。 問題の前まわり！ 全部分解して洗浄します。 このキャリパー・・・ 全然メンテナンスされていません(-_-;) 結構摩耗がひどいパッドピン。 ココはDLCに交換です。 上がノーマルのダメダメなピンで下が新品DLCピン！ 筑波では、上位入賞車両が装着しています。 このピンでパットの戻りが良く、姿勢も安定し引きずりの低減になります。 ブレーキピストンにDLCすると凄く良い戻り方になって、パッドの引きずりが無くなります。 リテーナーにDLCも効果的です。
モンキー用のポート拡大加工です。 お客様のご指定通り26mmに拡大！ 久しぶりにいっぱい削りました。 22mm～26mmの拡大だったんですが、実際は20mmしかなくて、6mmの拡大加工でした。 こんなに広げたんで、物凄くパワーアップすると思います。 みなさんのポートサイズは最適ですか？
加工が完成したので今から組み込み！ ピストンにはWPC+ハイパーモリショットで強化。 ケースボルトもWPC ロッカーシャフトはDLC チェンジスピンドルシャフト・シフトフォークシャフトはDLC ちなみに中空シャフトです。 菅生用に1速組み換え！ 処理は、現在開発テスト中で良好な結果が出てる、「WPC +（プラス）」 ミッションとか、カム、ロッカーアームに効果的！ カムシャフトとロッカーアームスリッパー面が焼き付かないようにおまじないで、WPC+をやっときました！
年に一度の耐久レース。 毎度のことながら、日程がカツカツでの作業です。 エンジンKITは新品からなんで、バリ取り、ポート加工から始まります。 バルブにDLCコーティングをして、ガイドはカットしてしまいました。 長年使用されているミッションにはWPC処理を施します。 その他の、DLCパーツも採用して組み立て致します。 それ以前に、間に合うのか・・・(-_-;)
