カムシャフト加工2 【フリクション】
yaoi2012-04-13T08:55:35+09:00先日のカムシャフト加工が完成しました。 相変わらず車種はわかりません(-_-;) このカムシャフトは、裏技的な加工方法でいろいろしてみました! 多分、他所さんには絶対行えないカム加工です。
先日のカムシャフト加工が完成しました。 相変わらず車種はわかりません(-_-;) このカムシャフトは、裏技的な加工方法でいろいろしてみました! 多分、他所さんには絶対行えないカム加工です。
うちのビートに組み付ける部品を加工していきます。 もうすぐシリンダーのボーリング加工から帰ってきますので! ノーマルは段付き摩耗が酷くて、10000kmも走行しないうちに、ロッカーアームの内径部に編摩耗が起こりシャフトが段付き摩耗を始め、相乗効果的な加速度でカムシャフトが虫食いを開始します。 虫食いの考えられる過程は(個人的な想像です) ①設計上ねじれの出るインテーク側のロッカーアームが編荷重(極圧)を受けて油膜キレを発生。 ②油膜キレしたロッカーが摺動し続ける事により発熱しロッカー内径部にカジリが発生。 ③アルミニウムが凝着=酸化=酸化アルミ=アルミナ(AlO3・耐水ペーパーと同じ成分)が生成。 ④出来た酸化アルミ粉の研磨能力でロッカー穴・ロッカーシャフトが編摩耗。 ⑤編摩耗で倒れたロッカーアームは、スリッパー面にも倒れが発生しカムとの接触面の減少。 ⑥スリッパーとカムプロフィル部の面圧が上昇しカム山の虫食い摩耗が発生。 と言う破壊モードの解析で行くと、 一番最初の部分を改善すれば全て改善できるはず!!! だから、シャフトにDLCコーティングで解決できるんです。 DLCの前にオイル穴のR付け加工を全部のシャフトに行います。
最近よく見るNSF250Rのピストン! このピストン、本当に4000kmも耐久性があるんでしょうか? 走行距離500kmでこんなに編摩耗が発生してしまいます。 ここまで早い摩耗はあんまり見た事有りません(・_・;) しかも、2個共同じ傾向が・・・ エキゾースト側のみに発生する編摩耗です、インテーク側は擦り傷だけでいたって普通のピストンの当たり。 回転方向が上死点からインテーク側に向かって回転するので、この編摩耗は下死点でのスラスト当たりか、上死点前での圧縮圧力による編摩耗のどちらかと思われます。 下死点はオイル潤滑の条件が厳しく、上死点前は極圧が一番高い場所。 使用条件が半端なく厳しいとは思いますが、摩耗を始めたデフリック(ドライフイルム)コート面にはオイル溜まりが存在しません(・_・;) オイル不足に追い打ちをかけている様な気がします。 とわ言っても、ここまで早い摩耗はねー・・・ 単純にピストンプロファイルが甘い様な・・・ 50,000円近くする部品なんで、使用変更をぜひ期待したいです。
今回は、こそこそと学生用の加工を行いました。 レギュレーション的に、僕が加工しても問題ないはずです!多分(^_^;) 今回の加工内容は、ヘッドの強化加工をメインに行いました。 加工前。 カムキャップは、剛性を上げカムの振動での摩耗対策と、カジリ止めを行います。 加工前拡大 加工後 全体にWPC処理を施し、ジャーナル部スズショットを行い、カムジャーナルの焼き付き防止効果が見込めます。 ちなみに、油溝等は全てバリ取り+R付を行います。 結構効果のある固定ボルトにWPC処理! トルクを掛けた時に伸びの原因でもあるネジの谷部をWPCで強化! トルクレンチで締め付けた時にカッチリ感が 信頼性を感じさせます。 カムキャップまわりは、低コストで高耐久性が出せます。
カムシャフト・ジャーナル部にDLC! カムシャフトジャーナル部にDLCをするのですが、カム山端部にR付加工をおこないます。 こんな感じ! 車種は不明ですがスズキ製! とりあえず磨きます。 カム山加工は、リューターで粗取り→マイクロフラップでR付→スポンジ研磨材で研磨→ダイヤモンド系パウダーでラッピング→超音波洗浄→脱ガス→DLCコーティングになります。 今からコーティングなんでコーティング後の画像はありません(-_-;) フリクションでのカムシャフト加工は標準でR付を行っています。 結構工程多いでしょ! カム山へのDLCは現在行っていませんが、代わりにバルブリフターにDLCをしています。 バルブリフターのDLCでも前処理でR付してます!
明日発売?のオートメカニック5月号 業界では1特と呼ばれるページで「トンデモ実験2012」なる物が載っています。 僕的に”ドストライク”な記事で、一気に全部読んでしまうほど面白かったです。 最近マンネリ化した感が大いにある紙媒体。 オートメカニックを褒めちぎるわけではありませんが、こういう企画はためになるんでバンバンやって頂きたいです。 とりあえず、一見の価値ありです! 買いましょうとは言いませんが、立ち読みしてみてください。
一部の専門家の間で噂されてて F1エンジン組み付けに指定されているグリス! 勝手に名前を付けましたが「F1グリス」安直なネーミングですが、響きはサイコーかも。 聞いた所によると、1kg入りで販売されていて、その価格は末端価格で¥100,000/kgもする代物です。 そんなグリスを、今回は秘密のルートから入手しちゃいました(^_^;) 今は懐かしのフイルムケースに入っています! この量で60g! 価格にして¥6,000!! うちで組み立てるエンジンには、F1グリスを特定の場所に使って組立しますので 興味のある方は是非!!!
先日、プロモデットさんで発見した997のエンジンAssy! 社長の探究心(趣味)でエンジンをバラしてみたいと言う好奇心だけで、エンジンを購入しちゃったらしく・・・ さすが専門店 エンジンだけでお幾ら万円なんでしょうか? 個人的には、金額が気になりますが・・・ OH完成後のエンジンAssy このエンジン、ターボのアクチュエーターが電子制御(ステッピングモータ)でした! このエンジン、ブースとアップが簡単にできません!
今回は、取材用に加工したのがポルシェ用のミッションASSY! アウトプットシャフトとインプットシャフトにWPCとDLCをしました。 画像はギヤだけにDLCを行っています。 シャフトのキラキラしているところは、ダイヤモンドペーストでラッピング! DLCシャフトと言うよりも、WPC+ラッピングシャフトに見えますが・・・ 表面改質はとりあえず何でも出来ますので、お問い合わせください。
先週行われました東京モーターサイクルショー 2012 携帯で撮った画像です。 ブルドックさん カスタムピープルのブースにて展示されていました。 デザインはどう見ても先に進んでいる外車勢! 仮面ライダーもありました 良く見ると凄い事になっていたモトコルセさんの車両 来年は出展出来る様に頑張ります!