今回ご紹介する加工事例はNSF250RのカムシャフトにDLCです。
カム山を数時間掛けてR加工を行い、その後ラッピング&羽布掛けします。
DLCはジャーナル部のみにコーティングして、カムとの摺動部はリフター側にDLCです。
バルブリフターにDLCを行うと、リフターホールとカム面に効果があり一石二鳥です。
しかし、バルブリフターにDLCコーティングを使用する場合は、必ずカム山の角部のR加工を行ってください。
これを怠ると、DLCの効果が発揮できません、さらには、コーティングが剥離してしまいます。
高回転型エンジンは、バルブスプリングがとんでもなく硬いので驚くほどカムには抵抗があります。
DLCはそんな抵抗をかなり低減できます!
カム以外にも効果的な部分が沢山ありますので、興味の有る方はご連絡ください。